新年あけましておめでとうございます。
昨年は仕事変わって初の年末進行、残業山盛りでヘロヘロで更新が超遅滞していました。
PCでFPS/TPSやってると妙に連携が上手いプレイヤー集団がいるなと思った事はないですか?
そんなプレイヤー集団は高確率でボイスチャットを使ってると思われます
経験上ボイスチャットアリとナシでは戦績は雲泥の差になります。
バトロワ系でも外部チャットソフト(SkypeやDiscord)を用いればゲームに関係なくボイスチャットで連携を図れます。
まあ、バトロワ系でそれどうなん?とは思いますが。
で、ボイスチャットするには当然マイクが必要になるんですがここで選択肢。
ヘッドセットにするか単体マイクにするか
ヘッドセットはヘッドホン/イヤホンにマイクがくっ付いたサウンドデバイスです。
お値段もピンキリで100均で売ってたり数万円する製品まであります。
単体マイクは据え置き型だったりピンマイクであったりとヘッドセット以上にピンキリです。
で、それぞれの利点/難点を挙げると
<ヘッドセットの利点>
- ヘッドホンとマイクが一体化してるので省スペース
スピーカーを別途用意する必要もないので。
-
録音品質が安定する
これは全体的な音質が良いワケではなく録音環境がほぼ一定であるという意味です。
もう少し具体的に書くと口とマイクの距離がほぼ一定になる事で安定すると言う事です。
毎度マイクの位置が変わっちゃうと音が大きくなったり小さくなったりしますからね。
- ただボイスチャットするだけなら安価で手に入る
喋るだけなら100均でも手に入るし案外悪くはないです。
<ヘッドセットの難点>
- 安いのは再生/録音品質はお察し
先に挙げた100均のやつなんかがまさにソレ。
- 高いのでも再生は良いけど録音がダメだったりその逆もあり
自分で体験したのはRazer Tiamat7.1がソレでした。
再生品質自体はサラウンドという点で良いものでしたがマイクは壊滅的にダメでした。
お値段2万円もしたんですけどね・・・。
- 手ごろな価格のは同価格帯のヘッドホンより再生はショボい
単体ヘッドホンは5千円クラスだと名機と言われるものもかなり多いです。
しかしヘッドセットで5千円クラスだとヘッドホンでは千円未満クラスがほとんどです。
数万円クラスのヘッドセットでようやく5千円クラスのヘッドホンってところですかね。
- ヘッドホン一体なのでマイク単体使用はちょっと煩わしい
スピーカーは別途あるしヘッドホンやイヤホンは長時間の使用には向きません。
なのでマイク単体を使おうと思ったら首に本体を掛けて使う事になります。
首になんか物体があると慣れるまで落ち着きませんw
また、不意に立ち上がろうものならケーブルが邪魔で最悪断線の恐れも。
ワイヤレスの製品ならその辺はクリアできますけどね。
<単体マイクの利点>
- 録音品質は音響メーカーのモノになれば素晴らしい
上を見ればキリが無いのですがスマホやICレコーダーに組み合わせて使うものであれば千円台クラスでもほぼ満足行く製品ばかりかと思います。
その中で選ぶ基準がまたあるんですがそれは後述。
ただし据え置き型の安物は避けた方が無難です。
- 据え置きやピン留めなどスタイルに合わせて選べる
ヘッドセットをマイク単体で使おうと思ったら首に掛ける一択ですがピン型のマイクには台座が付いてる製品もあります。
服の襟元に付けてヨシ、台座に付けてヨシ。
- 再生デバイスは自分の好きなものを使える
既に高級スピーカー/ヘッドホンを持ってたらゲームの際も当然そっちを使いたくなりますよね。
<単体マイクの難点>
- 再生デバイスを別途用意しなければならない
当たり前ですなw
また複数のデバイスに跨るのでケーブルも再生/録音の2本が手元を通る事になります。
尤もマイクの中にはワイヤレスの物もありますのでそれを使えばケーブル問題は解決します。
経験上小型ワイヤレスマイクにロクな音質の物はありませんがw
ヘッドセット買うぐらいなら作っちゃおう
とまあ利点/難点が判ったら
ヘッドセット買うより別々で揃えてヘッドセットにしちゃった方がよくね?
という結論に至ります。少なくとも自分はそうなりましたw
では次は自分に合ったデバイスを選ぶんですがいくつかポイントがあります。
ヘッドホンのドライバユニットは大きいものを
ヘッドホンに関しては基本的にはドライバユニットの口径が大きいものを選べば高音質になっていきます。
PCメーカーのヘッドセット(特に安物)等は口径が明記されてないものが多いです。
対して音響メーカーの製品はほぼ明記されています。
尤も小さいからと言ってそれだけで絶対的な音質が劣るワケでもありません。
ウチだとATH-WS770とATH-M50xだとWS770の方がドライバ大きいですが音が良いと感じるのはM50xですし。
ですのでヘッドホンは買う前に大手量販等で試聴するのを強くお勧めします。
マイクを選ぶポイントは2つ
対してマイクは絶対的な音質に関わる指標が非常に判りづらいです。
周波数特性だとかS/N比だとかよく聞きますがマイクに関してはあまりアテになりません。
なので選ぶポイントは指向性と接続方式になると思ってます。
- 指向性
マイクには全指向性と単一指向性のモノがあります。
全指向性はマイクに対し360°の方向から音を拾います。
なので周囲の音源全てが入力されてしまいますのでボイスチャットには向かないと言わざるを得ません。
対して単一指向性はマイクの開口部からしか仕様上入力されません。
実際には周囲の音は拾いますが全指向性ほどではありません。
なのでゲームにおけるボイスチャット用として選ぶなら単一指向性マイクになります。
- 接続方式
これはアナログ式とUSB式とがあります。
USB式はPCであれば問題なく使用できるでしょうがそれ以外のデバイスでは基本使えないと考えましょう。
アナログ式の多くは3.5ミリミニプラグを採用した形式です。
これが使えないデバイスはそうそう無いはずです。
あ、超有名どころでApple製品はそのままじゃ使えませんね。
またアナログ式は非常に製品が多い為気に入ったものが見つかりやすいと思われます。
尤も数が多いので探す事自体は大変になりますがw
アナログ式は一つ注意が必要でモノラルとステレオがあります。
稀にステレオマイクは使えるけどモノラルマイクが使えない、またはその逆が起こる事があります。
その場合は変換ケーブルを使ったり端子にスペーサーかまして調整する(あまりオススメはしません)必要が出てきます。
ステレオ/モノラルに関しては上記の注意点があるだけでどちらを選んでも基本問題ありません。
いざ制作開始
それではいよいよヘッドセットを作っちゃいます。
我が家はゲーマーが二人、自分と息子です。
自分はATH-M50xを息子はATH-WS770を使用しています。
ヘッドセット化にはヘッドホンとマイク以外にアーム部分を用意する必要があります。
息子のWS770には既に壊れたスマホスタンドから流用したフレキシブルアームを取り付けていました。
自分のM50xはまだヘッドセット化されていません。
しかしこのアーム、すごく重いし固いです。
アームだけでヘッドホンと同じぐらいの重量です。
なので新たに流用する為のフレキシブルアームを使ったブツを物色します。
選んだのはUSBのLEDライト。
お値段が100円少々だったので使い物にならなくてもダメージも少ないです。
ちなみに一度PCに繋いで抜いたらPCが強制終了されましたw
本来の使い方で使い物にならないとか素晴らしい品質です。
そして出来上がりがコレ。
長さは若干短くなりましたが前が長すぎただけですしこれでもまだ長めです。
重量は明らかに軽くなりましたし固さも良い塩梅です。
固定には結束バンドを使いました。
マイク部分はクルクルと回ってしまうのでゴムシートを噛ましてます。
ちなみに使用しているマイクはコチラ
あとアームの取り付けに関しても注意が必要です。WS770もM50xもアーム部に取り付けるスペースがあります。
なのでそこに固定してやればアームの着脱も一応可能です。
画像のWS770はヘッドバンドの調整も可能です。
ヘッドホンの中にはこの固定するスペースが確保できないものもあります。
ご注意ください。