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圧倒的高コスパの無線ヘッドセット「Razer BlackShark V2 HyperSpeed」

神経痛で長時間PC前に座ってられないおじさん、BigheadRRです。

圧倒的高コスパの無線ヘッドセット「Razer BlackShark V2 HyperSpeed」

有線ヘッドホン/ヘッドセットをお使いの皆様、気が付けばケーブルがえらく捻じれてイライラしたりしてませんか?

我が家はオーディテクニカのATH-M50xなのでヘッドホンの根元からケーブルが外せる分捻じれ解消は楽です。

しかしながらそもそも捻じれが発生する時点でストレスマッハ、であれば無線ヘッドホン使えばいいじゃない!って事で購入しました

Razer BlackShark V2 HyperSpeed

でございます。

今回はこちらの商品をレビューしていこうと思います(6月8日追記あり)

商品概要&装着感

Razer独自規格である「HyperSpeedテクノロジーを使用したゲーミングワイヤレスヘッドセットです。

PCにはHyperSpeed(無線USB)/Bluetooth/有線USBで接続できます。

どの接続方式でも遅延は特に感じられませんでした。

昔のBT接続なんて音悪いわ切れるわ飛ぶわで酷いもんでしたが最近のは凄いですねw

特筆すべきはワイヤレスヘッドセットでは最軽量クラスの僅か280gという本体重量と満充電70時間連続使用可能なバッテリー寿命でしょう。

バッテリーに関しては70時間って数字は待機時間ではなく使用時間です。

70時間はまあ持たないとは思うんですが半分としても35時間、圧倒的ですね。

 

重量に関しても数字以上に軽く感じこれより軽い有線ヘッドセットと比較しても快適に使用できるでしょう。

有線だとケーブルに引っ張られるわ服と擦れるわでなんか重いというか煩わしいんですよね。

その点無線は首を振っても線が無いので実に快適。

ちなみに上位モデルのV2 Pro(2023)ってのがありますがそちらは320g。

40gしか変わらんやん?って思うかもしれませんが試聴した時隣にあったので実際比べたらかなりの違い、ヘッドホンで軽いは絶対正義。

側圧は割と強めですが痛いって程ではありません。

結構強めに首振ってもそんなにズレません。

しっかり挟んでくれるため遮音性も抜群です。

あと自分耳から頭頂部までのサイズが大きめでM50xは最大展開でもヘッドバンド部まできっちり接触して少し窮屈でした。

BlackSharkはヘッドバンド部分までほんの少し余裕がありますので頭部サイズが大きめな方にも良いと思います。

<6月8日追記>

眼鏡着用状態で3時間ほど使用してみましたが密閉度?も問題なく弦の部分が痛くなるなんて事もなく快適です。

イヤーパッドも肌への接触部はサラサラのメッシュ素材でムレにくそうです。

外観は安っぽいという事もない程度には仕上がり良好です。

ヘッドホン音質

現在使っているヘッドホンはオーディオテクニカ ATH-M50x。

ベストセラーのモニターヘッドホン、これに無理やりマイクを括り付けてヘッドセットにしています。

対するBlackSharkはゲーミング製品と銘打ってましたので正直期待はしてませんでした。

大阪なんばのeイヤホンさんでBT接続して試聴したところ

めちゃくちゃ音ええんやが?

いやホントびっくりしました。

ATH-M50xとほぼ同等のポテンシャル

と言って良いかと思います。

イコライザをどういじってもしっかりと破綻する事なく応えてくれます。

やはりデカいドライバユニット積んでるだけあるという事でしょうか。

恐らく素の状態、BT接続でスマートフォン「Zenfone8」と接続した際の聴き比べの感想ですが有線接続のM50xとBlackSharkで違いが判るか?と聞かれると正直悩ましいレベル。

じっくり比べるとBlackSharkは若干メリハリが弱い感じ。

ただし先にも書いてますがじっくり比べて初めて気づくレベル。

エージングが終わってない事を考えると驚異的かもしれません。

尤もエージングが終わっても全然変わらない可能性もありますがw

 

続いてPCにてHyperSpeedで接続、ATH-M50xは有線にてSoundBlaster KATANA V2Xと繋ぎます。

bigheadrr.hatenablog.com

公平を期す為に双方イコライザは無し、KATANAの固有機能も使いません。

KATANA+M50xはさすがの一言。

今までAcousticEngineのCrystalizerを有効にしてたんですがいらんなこれw

そしてBlackSharkなんですが

なかなかに酷い音

どうしてこうなったw

どうやらデフォルトのプロファイルがゲームに設定されておりこれが原因。

カスタムプロファイルに設定する事で解消。

見事な音を鳴らしたんですが比較するとBlackSharkは低音が少し弱く感じます。

イコライザいじり

音質の項でカスタムに設定したら改善と書いたんですがプロファイル切り替えてそれぞれのシーンで最適な音を楽しみたいのでイコライザを弄っていきます。

最初は音楽プロファイルを変更していこうと思います。

普段PC使ってると一番使用するのは音楽鑑賞ですのでw

左から5、4、-3、-7、-4、-5、-2、0、3、0。

全然M50xには遠く及びません。

気持ち悪い音が鳴ります。

てかBT接続時のあの驚愕の音質はどこに行ったんだって感じw

一度デフォ設定から全て±0にしたらなんか変な味付けがされてる事が判明。

ひとまずM50xと同じような聞こえ方になるようにカスタムプロファイルにて設定を詰めます。

左から+3、+5、+1、+2、+2、+2、+2、+1、+4、0。

これが個人的に音楽も動画もゲームもイケる万能設定でM50xとほぼ同じかなー?と。

足音の聞こえ方は7DTDをプレイする事でチェックしました。

ちゃんと方向は判りますし気持ちKATANAより距離は掴みやすくなった気はします。

尤も7DTD自体が適当な部分あるのでガチゲーマーの方は参考にしないでくださいw

設定が面倒だ!って方はカスタムプロファイルで全て±0に揃えて低音ブーストONにするだけでも結構いい音が鳴ります。

どうにも我慢ならん!って場合は各自でイコライザ弄ってみてください。

マイク音質

驚愕の性能です。

比較対象はオリンパス ME52→PCへはオンボードサウンド接続。

テストはディスコードの音声設定。

明らかにBlackSharkの方が音を拾う能力が高いしクリア。

音量も明らかにデカい。

ME52もまずまずいい性能なんですけどお話になりませんw

いろんな方がレビューされてる通りの高性能マイクです。

重箱の隅を突くような不満点

マニュアル不備

パッケージにはマニュアルが入ってないので公式サイトでPDFを参照するんですがこれが問題あり。

デフォルトのワイヤレス接続がBTになってるせいですんなりHyperSpeed接続ができません。

PCにドングルを繋いで切り替え操作をするんですがマニュアルの初期セットアップの項目にその操作法が書いてません。

マニュアルP15まで進んで初めて切り替え操作の事が書いてあります。

慌てず騒がずヘッドホン右側のボタン(プロファイル切り替え)を2回素早く押してください。

Amazonのレビューにドングルの不具合で交換したってのがちらほらあるのでそれかと思ったら同じくレビューに切り替え操作の事が書いてあって事無きを得ました。

マニュアル作った人は猛省して欲しい。

デフォルトプロファイルに謎の味付け

恐らくはカスタムが完全フラットのプロファイルになるのでしょうか?

他のプロファイルを同じように±0に設定しても同じ聞こえ方になりません。

以下±0時の各プロファイルの聞こえ方

ゲーム=低音が激弱、ただし一番カスタムに近い

映画=低音がやたらに強調されてる、ボーカル埋没

音楽=映画程じゃありませんが低音偏重、やっぱりボーカルが迷子気味

デフォルトの数値だと正直聞くに堪えない音なので調整するんですがめんどくせえw

オーディオで万人受けする設定なんて存在するとは思えないので仕方ないところはあると思いますがもう少しなんとかならんかったもんかw

THX SPATIAL AUDIOとかいらんねん

ONにした途端に気持ち悪い音が響きます。

今回のテストは音楽がメインでしたのでそう感じたんでしょうかね。

尤も個人的には動画でもこの機能は使わないと思います。

総評

音質文句なし、軽量ボディに長時間バッテリー搭載。

欲を言えばマイクが外せたら外出時でも使えたのですがそこは上位製品に譲るとして。

装着感もかなり良好で2時間ぐらいなら平気で着けてられます。

こんな欠点らしい欠点が無いヘッドセットがお値段なんと

2万円

これはかなり安いです。

無線でありながら定番ヘッドホンであるATH-M50xクラスの音を鳴らす上に単体マイク並みのマイク性能。

M50xが現時点で2万円、単品マイクもこれを超えようとすると1万円は下りません。

ヘッドセット搭載マイクの性能に関してはこれよりも上の無線製品があるにはありますがお値段が2.5倍。

そんなハイエンドに片足突っ込んだ性能が

2万円

インパクトは凄いですね。

オススメです。