物欲暴走気味のBigheadRRです。
新型Radeon RX 7000シリーズ発表に思うこと
<大まかなスペックとか>
11月4日、AMDより次世代Radeonである7900XT・XTXが発表されました。
お値段は日本円にして約15万円、実売予想はおそらく20万円ちょっと。
性能は現行最上位である6950XT比較で1.7倍。
消費電力?は最大で350W。
リファレンスデザインの製品を見る限り現行品とほぼサイズ変わらず。
GeForce RTX4090とはなんだったのか?
ってレベルで圧倒的なインパクトです。
<ライバル、GeForceRTX 4090とは>
実勢価格がおよそ30万円。
前モデル3090Ti比で性能は1.7倍。
消費電力は450W、専用の電源端子。
そして特筆すべきは
PS5に並ぶ本体サイズ
これに尽きます。
なんと拡張スロット4つを潰す厚みに40cmに及ぶ全長、高さも一般的なグラボの1.2倍。
補助電源端子がケースに干渉して発火事故まで起こす始末。
なんでこんなのを世に出したのか、割とnVidiaはコスパや実運用を度外視した製品出すので侮れませんw
<筆者はnVidiaが嫌いです>
毎回Radeonシリーズはこのようにインパクト抜群の発表をするんですが実際の業界シェアはGoForceの圧勝です。
普通だったらこんだけユーザーフレンドリーな製品であるRadeonが覇権を握っててもおかしくないはずなのに実際はnVidiaの天下。
その理由は
某半島国家並のロビー(営業)活動
これに尽きます。
営業活動は商売ですから当然やって然るべきです。
しかしながら昔からnVidiaは他社をコキおろして自分たちの製品を良く見せかける手法を取っています。
いわゆるネガティブキャンペーンってやつですね。
RTXシリーズからはやってないみたいですがそれ以前はなかなかに酷い有様でしたw
そしてその営業活動が実を結び今ではほぼ全ての企業(ソフト・ハード共に)の動作条件にはGoForce(とIntel)の名が踊ります。
Radeodなんて昔よりはかなりマシですが殆どのメーカーに一時期明確に動作保証しませんって宣言されてましたからねw
<GeForceユーザーの主張>
さてカタログスペックやベンチマークを見ればRadeonもGeForceも勝ったり負けたりの状況なんですが実際はユーザー数圧倒してるのはGeForce。
ではここでGeForceユーザーがよく言うRadeonを選ばない理由を挙げていきます。
ードライバが安定してないー
大昔からさんざん言われてます。
しかしその大昔からRadeonユーザーである自分から言わせれば
どっちも大差無い
です。
明確に動作に問題があったのなんて22年前、Rage128の頃にデルタフォースってゲームがちゃんと動かなかった事ぐらいです。
あと動作条件から外れてたら絶対動かないソフト(ほぼ無い)
これは先に述べたロビー活動のせいです。
要はnVidiaの謀略です。
ーすぐ壊れるー
昔からのRadeonユーザーですがこれも
どっちも大差無い
です。
むしろ経験上圧倒的にGeForceの方が壊れます。
ショップ店員だった頃故障で持ち込まれたのは圧倒的にGeForceでしたし自分で使ったモノも最長で2年弱(GTX660)しか持ちませんでした。
逆にRadeonは最長でRadeon8500が10年動いてましたし、今調子が悪いRX580ですら4年目突入(中古で購入)です。
ーベンチ不正ー
これもブーメランでGeForceも同じことやってます。
GeForceだと500番台、RadeonだとHD4000あたりまでは暴露の応酬でしたねw
もっともどっちも不正した所で有意な差は無いというか実使用に問題ないレベルなので気にするだけ無駄です。
ーCUDAが無いー
それこそ一般的なユーザーに関係あるか?と言いたい。
CUDAってのは動画エンコード等を支援するユニットなんですがこれのあるなしで動画エンコードにかかる時間が大幅に短縮されます。
しかしそれだけです。
別に画質が良くなるとかはないです(高画質に設定すると処理時間は長くなるのでその恩恵はあるでしょうが)
Youtuberならまあ気にしてもいいかとは思いますが10分程度ぐらいまでならエンコードの時間なんか長くて1時間て所でしょう。
その間にメシ食ったり茶シバいたりして時間潰せばいいだけのことです。
あとこのCUDAがあればマイニングで有利になりますがもはやマイニング自体がオワコンなので気にするだけ無駄です。
仕事でCUDA必要な状況ってのはままあるのでそういう方はGeForceでどうぞ。
ゲーム運用という面で見れば無駄だというハナシです。
ーレイトレーシングがクソー
まずレイトレーシングの利点が「圧倒的な表現力による没入感」の一点のみ。
オフラインRPGならば是非欲しい機能ですね。
しかしオンラインゲーム、特に他人との関りが強いタイプやFPS/TPS等の対戦ゲームでは完全に不要です。
なぜかといえば圧倒的に処理が重いので処理落ちなどの問題が出ます。
それはいくら最上位のモデルだろうが変わりません。
CPUもグラボも何から何まで最高級PCであれば問題ないでしょう。
しかしグレードが下がれば下がる程負荷は大きくなります。
で、あれば多くのユーザー、とりわけ対戦ゲームする人には邪魔にしかならない機能が強くても意味はありません。
ーお店の人からおススメされた事無いしー
最初の方で述べたnVidiaによるネガティブキャンペーンの賜物です・・・とも言い切れません。
AMDの商売が下手すぎるんです。
最近では結構一般にも話題に上るようになってきましたし(藤井竜王の件とか)マシにはなってるんですけどね。
元々日本の自作界隈なんて超狭い世界なので一度ついたイメージは中々払拭できやしません。
PCゲームだとGeForce一択みたいに言われますがではコンシューマゲーム機なら?
実はPS5、XBOX、Switch、すべての最新ゲーム機のGPUは
Radeonです
どうです?これ以上ないインパクトですよ?これは。
とはいえ調べればこういう情報はすぐ出てくるんですがコンシューマ機でしか遊ばない人はフツー調べませんよねw
AMDはこういうところもっとアピールするべきなんです。
<ゲームならRadeonしか勝たん!>
結局ゲーマー目線で見た場合本当にGeForce選ぶ理由があんまり無いんですよ。
その最たるものが
コスパ悪い
この点に尽きます。
価格なんですがマトモな性能のグレードがRadeonなら6600。
GeForceなら3060からになるんですが価格差が1万以上あります。
3060買うぐらいなら6700XTまで頑張る方が良いです。
価格差1万で性能が1.5倍(3060比)になりますw
1万で性能上げるもヨシ、浮いた1万をほかのパーツやゲームに回すもヨシ。
もっとRadeonをすこれ!