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何気に気になったSSDの選び方

気温の乱高下に加え天気が悪くて体調不良MAXです。

BigheadRRでございます。

 

<前置き>

最近7DTDのプレイ動画録ろうと色々設定詰めてるんですが大前提として高画質な元データが必要と言う事がまずマスト。

そしてPowerDirectorで編集してここでも圧縮はせずに圧縮は専用ソフトで行うというのが一番画質良くサイズダウンが出来ると判断。

しかしここで問題が発生

録画領域のスペース確保が難しくなってきた

というのも10分程度ならばせいぜい5GB未満なので特に問題にはならないです。

しかし1時間ほど録画すると

50GB近く使います

BF2042の使用容量より少ないんですけどねw

将来的に配信しつつ録画とかになったらもっと長時間になる可能性もあるのに1時間でコレ。

一本録ってすぐに編集してアップするならまあどうとでもなります。

しかし数本録り貯めて後から編集って状態になってしまうとすぐに容量がカツカツになってしまいます。

そして今現在こういったデータの保存先もHDDではなくSSDとなってます。
SSDはほぼRAM(メモリ)と言ってもいいぐらいの速度が魅力なんですが容量単価がHDDに比べて高いというデメリットがあります。

増設も容易にはできません。

んじゃ妥協してHDDでいいじゃんとなるんですがシーケンシャル速度の差が実に10倍以上。

ランダム速度に関しては1000倍以上にもなります。

録画の初期段階はまあ問題はありません。

編集段階になったら無視できない状況になってきます。

なんせ圧縮に数時間どころか下手したら日単位の時間がかかってしまいますw

って事で容量不足を解消する為にSSD新調となるワケですが安くて容量足りたらそれでOKとはならないのですね。

HDDは信頼性以外の性能がほぼ横並びなので悩む事も無いんですけどね。

それでは前置きがアホみたいに長くなりましたが本題に移ります。

 

SSD選びのポイント>

~形状~

SSDにはまず形状が基本2種類あります。

2.5インチM.2です。

2.5インチは従来のノートパソコン用HDDと同じサイズです。

接続は基本シリアルATA(SATA)で行われます。

デスクトップパソコンで使われる3.5インチHDDと違って小さいので古いミドルタワー以上のケースだとそのままでは搭載できない事もあります。

その場合は変換アダプターが販売されてますのでご安心を。

後、このタイプのSSDは比較的安価ですし性能もHDD同様ほぼ横並びで難しくはありません。

ただし速度面でSSDの性能を活かしきれてない部分があります。

 

次にM.2ですがこれは小さなチップむき出しのメモリに似た形状になります。

M.2スロットと言うものが最近のマザーボードには搭載されていますが数は1~3基程度と少なくなっています。

しかもスロット位置とSSDの仕様によってはグラフィックボード(VGA)と干渉する場合もあります。

 

~速度~

これは接続規格、世代、実装メモリによる違いがあります。

まず接続規格は2種類、SATAとNVMeの2種類で2.5インチはほぼSATA、M.2は両方のタイプがあります。

SATAは規格上限が600MB/sとなっておりSSDはほぼ上限値の製品ばかりになります。

HDDは速くても200MB/s程度なのでSATA SSDでも十分に高速と言えます。

 

M.2にはSATAとNVMeの両方がありますがNVMeの速度の違いは多岐にわたります。

SATAとNVMe両方がありますがパッケージからの見分け方としてはM-keyまたはB-keyという表記を見つけてください。

一般的にはM-keyがNVMeでB-keyがSATAです。

NVMeの違いについてですがSATAより高速なPCleバスを使って通信をする仕様上PCIeの世代で大まかな速度が決まります。

PCIeには1~5世代まであり2022年現行のマザーボードは殆どが第4世代に対応します。

第4世代ともなると速度は7000MB/s以上になります。

後期になればなるほど速くはなりますが同時に発熱も高くなると考えてください。

最後にメモリによる違いですがSLC・MLCTLC・QLCの4種があります。

今一般に出回ってるのはTLCとQLCになりTLCは高速、QLCは低速と考えてください。

またTLC・QLCは別の表記がされてる事もあります。

4Bit MLCとか表記される事があります、ややこしいですね。

 

~容量~

小さいものは16GBから上は16TBと多彩だったりします。

ただしHDDに比べて容量単価は高くTLCモデルでおよそ4倍。

割と手が出しやすい価格帯だと512GB~2TBとなるでしょう。

2TB超えると突然価格が跳ね上がります。

OS、Windowsをインストールするには基本的に30GBは必要になるので最低でもシステムドライブ用には128GB以上。

最近のゲームなんかは100GBオーバーも珍しくなくなってきてるので1ドライブで済ませるなら1TBは欲しい所ですね。

因みに私はOS用・ゲーム用・データ保存用で1TBを3枚実装しています。

 

同じSSDでも先の速度で出てきたRAMの種類でも価格が変わります。

QLCは容量単価が低く安価にはなりますが速度と耐久性に難があります。

TLCが平均的で今現在広く流通してるのはこのタイプです。

SLC・MLCTLCより高速・高耐久になりますが圧倒的高コストな上に一般に出回ってるのかも怪しいです。

またSSDには目いっぱい容量を使うと性能と寿命が極端に下がるという弱点があります。

なので実使用においては7割程度(1TBなら700GBまで)で留めておく方が良いです。

因みにこの容量7割の目安ですがスマートフォンも同じと思ってください。

あっちは換装すらできないのでマメに整理して容量確保してあげましょう。

 

~発熱~

あまり気にされないのですが電気を使って駆動する以上PC内部のパーツは全て大なり小なり発熱します。

それはHDDやSSDも同じです。

特にSSDは製品によってかなり発熱が違ってきます。

おおまかに世代が上がるほど発熱も上がると考えて良いです。

PCIe3.0までは割とむき出しで使えたりするんですがPCIe4.0になると冷却装置無しで運用するのは危険です。

特にノートPCや省スペースPCに実装する場合は気を使う必要があります。

熱をちゃんと処理できない状態で運用するとサーマルスロットリングという安全機構が働き処理能力がガタ落ちする上に寿命も大幅に短くなります。

当たり前ですがサーマルスロットリングをぶっちぎって即死する事だってあります。

あと、SSD本体基盤には様々なチップが貼り付けられてるワケですがこれも発熱に影響する事があります。

基盤の裏表両方に実装パーツがあると冷却しにくかったりします。

 

<最終的なおすすめ>

って事でオススメのSSD

 

PCIe3.0で500GB~1TB程度のNVMeSSDでチップ類が片面実装のモノ

 

としたいと思います。

PCIe3.0に限定したのは十分な速度を維持できてなおかつ手が出しやすい価格である事、運用環境を比較的選ばない事を根拠としております。

容量はこれぐらいが一番手が出しやすいのではと個人的に思います。

2TBまでは2~4万円弱でギリギリ手出し出来そうですが4TBになるとSATAはともかくNVMeになると7~8万円程度になります。

そしてNVMeですが実装可能数が少ないとはいえ一般的な用途で2TB(1TBx2装備として)で容量不足には陥りにくいと考えます。

容量が不足しそうだと思ったらばその時考えればいいでしょうw

片面実装を推すのは先にも少し書いた冷却面での汎用性を高めるためです。

具体的な商品としては自分も購入した

 

SAMSUNG  980 NVMe接続 1TBモデル

 

購入時価格は11980円、キャッシュ非搭載モデルですが十分すぎるほどに高速動作。

細かいレビューは別記事にて後日紹介予定。

比較的発熱も低めなのでノートにも使えそう。
今までGALAXYの最悪なイメージしかなかったのでSAMSUNG製品避けてましたがSSDは良いモノですね。
思い返してみたら20年近く前の自作界隈ではSAMSUNG製メモリが大正義だったの思い出したw