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やっすい簡易水冷はやっぱダメ「DEEP COOL ASSASSIN III」検証

めっちゃくちゃ前に購入報告だけして放置してたASSASSIN、ようやく換装完了です。

Ryzen7 5800X購入時使ってた無限五では熱を抑えられなかったんですよね。

なので急遽購入したAntec K240 RGBだったんですがどうにか抑え込めたものの80℃を少し超える程度。

少し不安だったのでPBO(Ryzen用のOC設定みたいなもん)をいじってさらに温度を抑えどうにか75℃程度に。

しかしこの数日7DTD中にPCが落ちる現象が発生。

怪しいと監視してみたらCPU温度が90℃超え。

ちなみにCineBench回してるワケじゃなく7DTDプレイ中でコレです。

こりゃいかんと購入してあったASSASSINへ換装ついでにちょっと試したい事もやってみようかと。

まずはケースを開放してK240の温度を再測定。

CineBench R23で負荷をかけて2回目の結果を掲載してます。

蓋開けただけで随分下がりましたがPBOをPPT 105Wで制限した状態です。

排気が甘かったんでしょうか?

 

続いてASSASSINを搭載してテストの前に色々チェック。

ケース底面に設置してるSilverStone AP181です。

1年以上掃除してないんですが綺麗なもんですね。

底面のフィルタ部分。

内側なので綺麗なもんですが表側はもっと黄色っぽく変色しています。

ただ張り替えるほどでもなかったのでそのまま使用。

ASSASSINの付属バックプレート、いろんな所で樹脂製である事に不安の声が出てます。

実際にはこれで十分な性能が出せますが。


AMD Socket AM4純正のバックプレート、今回コイツを加工して取り付けてみようかと思います。

 

ASSASIN付属の14cmファン。

フレーム形状が特殊です。

 

今回はコイツをCPUファンとして検証してみます。

14cmと12cmの比較なのでフェアではありませんがカタログスペックが変に優秀なのでテストしてみたくなったのですw

 

開放テスト時のPC。

まな板は次回ケース作成時のマウント部を使ってます。

E-ATXでも使えるように加工するか悩み中。

 

ではテストしていきます。

まずは開放状態、PBO AUTO+付属ファン。

回転数設定はマザーの機能で全てCPU温度に合わせて変更するようにしてます。

モードも全てのファンで自動静音設定。

PBO制限してなくても水冷より冷えてますw

 

続いてPBO105W+付属ファン。

最高温度ががくんと下がりました。

スコアもほとんど変わらないので特に理由が無ければPBOの設定はした方が良いです。

 

PBO AUTO+UCDFP12Pです。
なんと14cmに勝ってしまいました。

ただし数値だけ見ると素晴らしいのですがめちゃくちゃ五月蠅いですw

 

PBO 105W+UCDFP12P、順当に下がってます。

ただ、さっきも言いましたがめちゃくちゃ五月蠅いですw

とりあえず14cmファンに勝る冷却性能はあったようですがすごく煩いという弱点あり。

価格もそこそこしますのでリピートは無しかなあ。

 

ケースに納めた状態でPBO 105W+付属ファン。

とりあえず常用には問題が無いレベルまでになりました。

ただ最高温度が開放状態と随分差があるのでこの時ファンが一個回ってなかったかもしれません。

回転数モニタの方で0RPMが一個あったので。

 

そして次はAM4純正プレートを加工して取り付けます。

加工しないとこのようにマザーボードから3mmほどネジ穴が出っ張ります。

これではクーラーが浮いてしまいます。

出っ張ったネジ穴部分を切り取ってしまいます。

付属のネジでも使えない事も無いんですが取り付けしにくいので別途ネジを用意。

ホームセンターでM3 25mmのミリネジを調達して使用しました。

25mmだと少し余りますので20mmでもいいかもしれません。

 

金属バックプレート+PBO AUTOです。

ケース収納、ファンは付属14cmにしてます。

やはり先の純正バックプレートの時はファンが一個回って無かったようです。

PBO AUTOで同じぐらいですし。

そして結果としては金属バックプレートでも大差は無し。

ただ数値では見えなかった部分として最低温度に下がるまでが若干早かったです。

かといって加工してまで金属バックプレートに拘るべきかと言うと個人的にはNOだと思います。

 

金属+PBO 105W、順当に温度も下がりました。

回転数制御をマザーのプリセットから選んでますが正直常用には耐えられる変動では無かったです。

尤もRyzen7 5800Xではなく5 5600Xや9 5900Xであれば気にならないかもしれません。

とにかく5800Xは少しでも負荷がかかると一瞬で温度が上昇します。

 

最後に金属+PBO 105Wで常用レベルで回転数を手動制御しました。

80℃に達するまではほぼ気にならない騒音です。

CineBenchかけても70台て収まってますのでこれで常用決定です。

 

簡易水冷Antec K240を購入したのが4月、当時導入した直後はとりあえず80℃程度まで下がったのでヨシとする程度でした。

その後一時変な音がしたり不安はあったのですがとうとう熱暴走。

やっぱ安物はダメですね。

かと言ってASSASSINは普通にお高いので悩ましい所ではあります。

前面に12cmファン3個取り付けられるようなケースなら水冷。

それ以外は空冷のファンの方が良いと思います。

個人的には過去に水冷で水没経験もあるので水冷使う事はもう無いかなあ。

将来的にCPUの熱がどのグレードでも水冷必須になるのなら考えますけどね。