先日ぶっ壊したモニタはJAPANNEXT JN-32MV144FHDでした。
BigheadRRです。
商品購入に至った経緯
先代モニタが去年から夏場熱暴走してましてあれやこれや対策してたんですがこの度完全死亡しましたので急遽新調しました。
とはいえ急な話でしたし今現在闘病中で収入に不安がある身、理想のモニタなんて手が出せるワケもありません。
jp.msi.comなので今回もJAPANNEXTさんの商品にお世話になろうと思います。
JAPANNEXTさんのは実にリーズナブルなんですよね。
ただしサポートとかは全然期待できないようなので割り切る必要はあるかと。
今回購入したのはこちら
祖父地図さんで中古で購入しました。
公式HPでは現行品と一緒に紹介されてますが多分終了商品です。
レビューしていくんですが今回は既に終了商品なんでめっちゃテキトーにやりますw
まずタイトルの商品のハナシより前に先代であるJN-32MV144FHDのハナシを少々。
スペック云々はリンク先見て頂くとして購入から2年半、いくつか問題点を。
<部材の一部の作りが悪い>
液晶モニタは通常梱包を開くとモニタ本体と台座がばらばらに入ってると思います。
で、この台座のネジ位置の精度がイマイチでした。
4か所留めるようになってたんですが一つだけ若干ズレてたんですね。
一応ネジは噛んだのでそのまま締めこんでいくとネジ山が千切れましたw
今回廃棄するにあたりネジを浚って分解はしましたが面倒でしたねえ。
<熱暴走>
今回ぶっ壊れた原因ですね。
1年目の夏は特に問題は無かったんですよね。
2年目の夏に室温が27℃程度の時に使ってたら突如信号途絶。
こういう時ってほぼグラボが原因なのでPC再起動。
すると治ったのでてっきりグラボだと思ってました。
しかしあまりに頻発するので温度モニタ見たらグラボの温度は60℃前後。
到底熱暴走するような温度ではありませんでした。
モニタの裏側に手を当てると触ってられないぐらいに熱い。
試しにUSB卓上ファンを背面に当ててやると信号途絶は解消されました。
今年はGWあたりで熱暴走出た上にファン当てた程度じゃ途絶したので基盤部を穴あけ処理。
12cmファンをUSB変換して取り付けてました。
そして昨日、やっぱり熱暴走が出て復旧したら
こうなってたワケで分解したんですがその時にミスってトドメ刺した感じですね。
てか分解した時に背面の外装よく見てみたら底面?に通気口がほとんど無かったんですよね。
2.5cmx1.5cmのスリットが2つだけ。
天板?部分は1cmx20cmぐらいのスリットが2つあったんですがバランス悪すぎでしょw
とまあ問題点は安価故の作りの甘さってところでした。
JNー315MV240FHD レビュー
<最初のダメ出し>
んで今回のJNー315MV240FHDですがパっと見は安かろう悪かろうって印象はありません。
ベゼルなんか存在しないに等しいぐらいですしモニタ最薄部は多分5mm程度しかありません。
先代は底部に通気口がほとんどありませんでしたが今回はそれなりに通気口は大きくなってました。
天板側の通気口と同じぐらいの規模が確保されてます。
背面を確認した所、操作系が先代よりもさらにショボくなってました。
てか先代はハットスイッチで背面に設置されてたので目隠し状態で操作するって以外は問題なかったのに今回は独立スイッチな上に目隠し。
しかもボタンが硬いったらありゃしない。
ボタンっつうかバネっつうか押し込んだ指が痛いぐらいですw
そして雑な作りはマニュアルにもありました。
こういうのって普通略語使っちゃダメでしょw
とまあいきなりダメ出しがいくつかありましたが設定をちゃんと詰めれば先代以上に良好な表示性能が発揮されました。
ただしその設定が中々に癖があって難儀しましたがw
<目玉機能なのに表示品質が使い物にならなくなるって>
まずカタログスペックで応答速度の項目がGtGで3ms(オーバードライブ)でMPRTで1msとあります。
加えてAMDが提唱するAdaptive-syncも搭載とあります。
しかしMPRTを有効にするとAdaptive-syncが使えなくなります。
これ自体はマニュアルに記載があります。
しかしMPRTを有効にするともう一つ、画面全体が暗くなるという問題も発生しました。
マニュアルに記載はありません。
商品紹介ページにはありますけどねw
因みにリフレッシュレートを60hzにすると暗くはなりませんがこのモニタを使う意味が無くなります。
どうにか使おうといくら設定してもRadeonでは使い物になる設定は出せませんでした。
GeForceならもっと柔軟に設定詰める事ができるんでしょうかね?
PS4で使用する場合はPS4のリフレッシュレートが60hzまでなので表示に問題はありません。
<多分このモニタ特有の問題ではないっぽい設定(HDR)>
商品には「〇〇搭載!」「△△対応!」みたいな謳い文句ってのが往々にして付いて回ります。
このモニタもAdaptive-sync対応、HDR対応、240hzゲーミング等々があります。
この中のHDRという機能。
これがかなりの曲者です。
これをモニタ側でONにしただけでは受け入れ準備ができただけとなります。
PCでHDRを使おうとしたらいちいちシステム設定からON/OFF切り替えないといけません。
しかもうっかり常時ONにしようものなら画面が凄まじく白っぽくなって使い物になりません。
PS4はそもそもHDR対応のゲーム持って無いので検証できませんでした。
現時点ではコンテンツ毎にON/OFFが必要な機能なのであんまり重要視する必要は無いかもしれませんね。
<設定は難だけど美麗な表示品質>
モニタ側でAdaptive-sync及びオーバードライブをON。
明るさを100%にしてECOモードは使用せず。
カタログ値を信じるならOFFだろうがHIGHだろうが消費電力殆ど変わりませんのでw
ブルーライトカット?あれ結局そんなに意味無いらしいのでOFFですw
PC側はリフレッシュレートを240hzにした以外は特にいじらず。
これだけで先代よりもかなり良好な表示になりました。
<なんでこんなに?圧倒的な軽量モニタ>
今回この商品を選んだ理由の一つです。
32インチクラスのモニタはほとんどの製品が8kg程度あります。
もちろん一時期の液晶モニタからすればそれだって十分軽い部類と言えます。
ところがこの製品なんと
5.2kgしかありません
圧倒的です。
先代もここは変わらずでほとんどのモニターアームが余裕で使えてしまう重さです。
32インチという巨大に分類されるモニタなのに設置する際の取り回しも楽勝です。
<最後に>
今回は既に終了商品と言う事で現行商品と色々差異がある商品の紹介となってしまいました。
表示品質を取ってVAパネル搭載品に拘らなければ他社さんもいっぱいあります。
ただ30インチオーバーになるとほとんど湾曲パネル品になってしまいます。
そういう意味では今回のJNー315MV240FHDや現行のJNー315MV165FHDなんかは最後の砦的な商品と言えます。
色々クセは強いもののモノは悪くありません。
むしろ価格を考えればお値段以上とも言える商品です。
コスパ重視でモニタをお探しの諸兄にオススメしたい逸品だと思います。